わかるところまで戻ってもう一度やろう!
塾では、毎回その日塾で勉強したことに対しての感想や次回の目標などを書いてもらっています。
2,3行の短い文章ですが、自分でその日の勉強を振り返り内容をまとめる訓練にもなります。
計画通りに出来たのか、自分で納得いく勉強が出来たのか、今日やったことは十分理解できたかなど、
生徒によってはやったことだけを書いて終わりの生徒、次回こそは点数アップを目指すぞー!
とヤル気満々生徒、あるいは勉強の相談を書いてくる生徒などもいます。
最近、いろいろとニュースで事件が報道されていますが、生徒によってはあまり話すのが得意ではない生徒もいるので、そういう生徒に対してはできるだけ頑張っているところをしっかり見てあげて
モチベーションが上がるように接しています。やはり出来ているところを肯定してあげると生徒は嬉しそうです。
今やっているところをきちんと把握して、どこが出来なくて困っているのか、そのためにどういうやり方がその生徒には最適なのかをしっかりフォローでしていくよう心がけています。
基本が理解できてないのに無理やり先に進もうとしても限界があります。その時は、容赦なく最初に戻ります。
計算問題が不得意な生徒がいます。そういう生徒に限って字が汚い。数字が読めない、位、桁があっていない、小数点の計算があやふや。
急がばまわれで、基礎からやり直しです。
生徒たちはみんな塾に来ると黙々と勉強を始めます。勉強がわかるようになりたい、テストで良い点が取りたいという気持ちが強い生徒ばかりなのです。
幸い、嫌々ながら勉強をやっている生徒はいません。勉強がわからず、基礎がぜんぜん出来ておらず、正負の数からやり直した中3生がいました。
その子は夏期講習から始めたのですが、正負の数がやっと理解できて、その後、勉強が楽しくなりました。
家庭の事情で塾はやめたのですが、本人はこのまま塾に通いたい!とお願いしたそうです。
人間、誰しもちょっとしたきっかけがあれば、変れると思います。勉強がわからない時は、急がばまわれで、
どこからわからなくなったのか、まずはそこに戻ってみよう! それが一番近道だと思います。