円とおうぎ形

米沢は今日も雪です。
さて、中1で習う円とおうぎ形の単元のところですが、今回の期末テストでも扇形の面積を求める問題が各中学校で出題されました。
最初に円全体の面積をもとめて、扇形の部分の角度の大きさ(割合)を全体の円の面積にかけるというやり方ですが、いろいろ問題があるようです。
中学で習う数学は基礎の積み重ねなので、小学校で習う単元を理解していないと難しいとよく言われますが、この問題はまさにその典型だと感じました。
まず、円の面積を求める公式→これは6年生で習いますが多くの生徒が忘れています。さらに言うと円の面積と、円周を求める公式がごちゃまぜになっている。
また、割合のところがよくわからず、円の面積に120度/360度をかけると、扇形の面積になることがなかなか理解できない。
小学校では120度は全体の3分の1なので、全体の円の面積を3で割ればいいのですが、中学校では割合を使った解き方をきちんと理解しないといけない。
そして、最後に円の面積X(120/360)を計算するとき、約分のやり方があいまいで、計算ができない。
まさに、この問題は小学生からの基礎の積み重ねができていないと解けない問題です。
昨日はこの問題に直面しました。 しかしいくら今習っているところを頑張ろうとしても、やはり基礎ができていないので先に進むことはできません。 しっかり小学生に戻ってもう一度おさらいをする必要があります。
基本を忘れている生徒は、春の講習でもう一度、基本に戻って小学生の総復習をやる予定です。