上杉鷹山もやりたかったプログラミング学習
来年から小学校でプログラミングの授業が始まるわけですが、ペガサス米沢教室では3年前よりプログラミング教室をスタートさせました。ただプログラミングを学ぶだけではなく、空間認識能力を高めるために最適なブロックの組み立てを取り入れ子どもたちに人気のある「ロボット製作」+「プログラミング学習」を導入しました。3年前はプログラミングがまだそれほど注目されていないときにいち早くここ米沢の子どもたちにもプログラミングを学べる機会を作るためにロボットプログラミング教室を開講しました。通常のコースは2年で終了なのですが、その後さらにエクスパートコースもあります。
プログラミングは論理的思考力を養うのに最適と言われていますが、多くの小学生たちが算数の文章問題が苦手で、あまりにも計算問題を早く解くことにばかりに時間を費やしてきたため簡単な文章を読みこなす基礎力もなく、ただやみくもに文章の中の数字を拾って、掛ける、割るの式に適当に当てはめて問題を解く姿に愕然としました。この現状を目の当たりにしたとき、早くこの問題を解決しなければと強く感じました。
また一部の大学生が 小学生、中学生レベルの基礎学力しかなく、大学の授業が成り立たない現状があるようです。
数学が苦手な生徒には特にプログラミング学習が効果的というデータが出ているようです。プログラミングを組む際に1つ1つの命令(ブロック、記号)を順序よく組み立てていきます。適当に並べてもまったく動作しません。これがプログラミング思考と言われています。
小学生にプログラミングを学ばせる意図は実はこのプログラミング思考の学習方法が算数や理科だけではなく他の教科への理解をさらに深めることにあります。
実際の研究ではプログラミングを1つ1つ組み上げていき自分が思うように動作したとき、その達成感や自信がその後の様々な学びのモチベーションにつながることがわかってきました。
そして逆に言うと、理科や算数に苦手意識があればプログラミング学習はとても有効だと言えます。苦手意識は自分が何かのきっかけでそう思い込んでしまっただけです。プログラミング学習はその思い込みから脱出するだけの効果があるのです。ペガサスロボットプログラミング教室で学ぶ子どもたちの姿を見ていると本当にそう思います。